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JKA補助事業
​成果紹介

2021年度の成果310 kJ級MgB2 SMESコイルの液体水素冷却通電試験

 10 kJ級 MgB2コイルの液体水素冷却・通電試験を行った。水素は極めて可燃が高いため、サーモサイフォン循環方式で液体水素を循環させ、その配管からの伝熱でコイルを冷却する、「間接冷却方式」を採用している。これによって、通電電流や、制御信号といった電気系統と水素を完全にセパレートし、防爆性能を確保している。

 定格電流600A、最大50A/secの掃引速度でコイルの励磁試験を行ったところ、設計性能通りの通電特性が得られた。この成果は、今後国内外の会議や論文投稿によって社会に発信する予定である。

​ MgB2は液体水素冷却が可能で水素社会との親和性が良く、再生可能エネルギー由来の不安定な電力を安定化して高品質化する事によって、低炭素社会に不可欠なクリーンな電力システムの構築に大きく貢献する事tが期待されます。

LH2コイル試験概要とその結果の一例ver1_edited.jpg
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